梁 世柱11月3日Wine Memo <29>Smallfry Wines, Gewurz Bomb 2022. ¥4,000 オレンジワイン は楽しい。 白ワインとして、長年にわたって練り上げられてきた、 「クラシックな佇まい」 とやらが、オレンジワインになった瞬間から、 様変わり するからだ。...
梁 世柱2022年6月22日SommeTimes’ Académie <28>(ワイン概論24:オレンジワイン醸造 2)一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回は、一般的なオレンジワインのスタイルを学んでいきます。 試験後に忘れてしまった知識に意味はありません。ワインの勉強は、難しい外国語由来の単語...
梁 世柱2022年1月16日出会い <5> 衝撃のオレンジVinyas d’Empremta, Rabassa 2019. ¥5,200 オレンジワインの復興は、北イタリアのフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州とスロヴェニアの国境付近から始まりました。 復興が始まったばかりの1990年代後半は批判も多かったのですが、2000年代に入...
梁 世柱2021年8月22日ジョージアの試練 <オレンジワイン特集後編>イタリアとスロヴェニアの国境地帯に股がるゴリツィアの地から始まったオレンジワインの再興は、消滅寸前まで追い込まれていた、古代のワイン文化を発掘した。ジョージアと、ジョージアの伝統的なクヴェヴリ(*1)による醸造、そして白葡萄の果皮を漬け込んだまま発酵したオレンジワインである...
梁 世柱2021年8月8日オレンジ色の夢の続き <オレンジワイン特集前編>オレンジワインは、過去からの手紙を収めたタイムカプセルのような存在だ。そこには、センチメンタルな美しさと儚さがあり、時空を超えたノスタルジーがある。近代的醸造技術が発した同調圧力は、強引な都市開発が古民家を破壊し尽くすかのように、そこにあったはずの確かな価値を、文化と伝統の...
梁 世柱2021年2月9日ごちゃ混ぜのオレンジGemischter Satz。原語表記すると、読める人はほとんどいないのではないだろうか?日本語風に読むと「ゲミシュター・サッツ」。日本語にしても、舌を噛みそうで読みにくいし、どうにも覚えにくい。 しかし、ワイン(マニア)道を突き進む人なら、知っておいて損はない。...
梁 世柱2020年12月1日ポルトガル・プレミアムワイン「世界でも最もコストパフォーマンスに優れた国の一つ」 これが、ポルトガルというワイン伝統国の、ワイン市場における現代の一般的評価だろう。 現代の、と付け足したのには理由がある。 ポルトガルと言えばポートワイン、というイメージからの脱却が、...
梁 世柱2020年12月1日最近よく聞くオレンジワインって何?しかし、このカテゴリーは、数多くの誤解をされているため、 いくつかのテーマに分け、改めて整理整頓しながら検証していきます。 1. 名称 オレンジワインという名称は、イギリスのインポーター発祥だそうです。 オレンジワインが必ずしもオレンジ色をしていない、オーストラリアにオレン...