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テロワールペアリングの真価

ワインに宿るテロワール。


今回は、ペアリングという目線に限定するために、かなり定義を絞ってお話ししていこうと思う。また、現時点での科学的根拠というものを、相当程度無視していることもご承知いただきたい。


ペアリング理論におけるテロワールの捉え方は、「内陸」と「水辺」に大別した上で、内陸であれば、平地、丘陵地、山岳地に細分化し、水辺であれば、湖畔、川辺、海辺、島と細分化させると分かりやすい。


不思議なことに、それぞれに宿ったテロワールの強さは、内陸であれば、平地から山岳地に向かうほど強くなり、水辺であれば、湖畔が最も弱く、島が最も強い


厳密にいうと気候や土壌も絡んでくるが、話がややこしくなる上に、そこまでの深い「こだわり」を理解できる消費者もごく稀と言えるだろうから、正直なところ、あまり深く考えない方がテロワールをペアリングの要素として使う際には、はるかに簡単になる。


さて、がっかりするかも知れないが、実はテロワールの要素は、ペアリングの構築において、かなり優先順位が低い

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