海外のワイン産地を巡る際には、スケジュールの隙を見計らって、現地のショップを訪れるようにしている。
残念ながら、特にヨーロッパでは、ほとんどのショップは保管状況(常温保存は当たり前)が良くないので、(例え安くても)ワインを買うことは滅多に無いのだが、トレンドや古いヴィンテージワインの価格チェックは入念に行う。
そして、一通りワインを眺めた後に必ず行うのは、ローカルリキュール探しだ。
現地の素材を使った、ローカル感満載のリキュール類は、その地の文化とも深く繋がっているし、日本に輸出されていないことも多い。
その地方ならではのジンなども相当面白いが、最高のリキュールに出会った時の衝撃は、何物にも変え難い。
今回の旅唯一の自由時間は、到着翌朝から正午にかけてだったが、ほとんどのショップは10時以降に開店するため、実質的には最大1時間半程度しか猶予が無かった。
一応情報サイトを駆使して、ある程度の目星をつけてから動くのだが、経験上、8割はハズレだ。