Lightfoot & Wolfville, Kekfrankos 2020. ¥4,000
ビオディナミ農法の難易度とリスクは、テロワールの条件によって大きく変動する。
同農法ではカビ系病害への対策が鬼門となるため、一般的には乾燥した地域では容易かつ低リスクとなる一方で、湿度と雨量が上がるほど、飛躍的に難度とリスクが跳ね上がる。
特に生育期に雨が多く湿度が高いエリアでは、「不可能」という声も良く聞く。
不可能というのは、概ね正しいだろう。
ビオディナミ農法の効果は、土壌の地力と葡萄樹の免疫力向上に集約されるため、基本的には品質向上を確約するタイプのものではない。