top of page

出会い <61> 辛口フルミントの聖地

Vino Gross, Iglič 2021.  

 

世界は広い。そしてワインの世界もまた、広大だ。


日本は世界で最も成熟したワイン市場の一つであるため、レーダーの範囲をかなり広げてさえいれば、知られざる銘醸と出会える可能性も高いが、マイナー産地ならまだしも、マイナー品種ともなると、さすがに運と導きの比重が大きくなる。


オーストリアに来てから、グリューナー=ヴェルトリーナー、リースリング、ブラウフレンキッシュ、ツヴァイゲルトなどの「メジャー系」ワインを堪能しつつも、ゲルバー・ミュスカテラー、ノイブルガーといった「マイナー系」品種も数多くテイスティングしてきたが、数多くの興味深い発見の中で一つ、少し疑問符が浮かぶ品種があった。


フルミントだ。


記事の続きは…

sommetimes.net を定期購読してお読みください。

bottom of page