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再会 <70> ポルトガルの至宝

Casa Ferreirinha, Douro Reserva Especial 2014. 現地価格約€280

 

日本は世界で最も成熟したワイン市場の一つだが、「なんでもある」というわけでもない。


低価格〜ある程度の高価格帯までであれば、十分過ぎるほどのバリエーションで世界各地から集められているが、実は、意外なほどに最高級クラスには穴がある


その「穴」の代表的なものの一つが、ポルトガル最高峰の赤ワインとして、あの分厚い教本にもその名が載っている、Casa FerreirinhaのBarca Velhaだ。


1952年に誕生したBarca Velhaは、現在に至るまで、僅か21ヴィンテージしかリリースされていない。


最新ヴィンテージは2024年の7月にリリースされたばかりの2015年で、その前は2011年、そのさらに一つ前は2008年ヴィンテージだった。


非常に興味深いことに、Barca Velhaは単一畑ワインではない

標高120~280mにあるQuinta de Ledaの畑からのセレクションと、標高650mを超えるDouro Speriorに点在する畑からのセレクションが、ワインの中核を成している。

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