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再会 <30> 先見の明

Moreau-Naudet, Chablis 1er Cru Montmains 2013.


地方に行く機会があれば、できる限りスケジュールに組み込んでいることが一つある。


それは、ワインバーに行くこと。


東京で散々飲んでいるのに、なぜわざわざ地方で?と思う方もいるかも知れないが、これにはれっきとした理由がある。


東京都内にある飲食店の総数は、一つの都市内に存在する数としては、実はぶっちぎりの世界一。


World Cities Culture Forumの2019年度の統計から主要都市を抜粋すると以下のようになる。

No.1 東京、日本(148,582店舗)

No.2 ソウル、韓国(83,239店舗)

No.4 パリ、フランス(44,896店舗)

No.7 ニューヨーク、アメリカ(26,697店舗)

No.9 ロンドン、イギリス(18,110店舗)


となっている。


そう、東京の飲食店数は世界2位のソウルを約65,000店鋪上回り、4位パリの約3倍、7位ニューヨークの約5.5倍、9位ロンドンの約8倍となっているのだ。


この数字が何を意味しているのか。


それは、東京では常軌を逸したレベルの競争が不可避ということだ。

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