一歩進んだ基礎の学び、をテーマとするのがSommeTimes’ Académieシリーズ。初心者から中級者までを対象としています。今回はフランス・北ローヌ地方について学んでいきます。
フランスの銘醸地産ワインが高騰するなか、かねてから評価の高かったローヌ地方のワインも、一部のワインは非現実的な価格となりつつあります。
ローヌ地方は、黒葡萄のシラー、白葡萄のヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌを主体とした北ローヌ地方、黒葡萄のグルナッシュ、ムールヴェドルを主体とした南ローヌ地方に分かれます。
ローヌ地方全体で見ると、北ローヌ地方の生産量は僅か5%程度です。
気候、テロワール、栽培品種、生産量など、様々な面において両産地は大きく異なりますので、混同しないように、各々の特徴をしっかりと把握しておきましょう。
北ローヌ地方第4回は、「Condrieu」を学んでいきます。
Condrieu
ヴィオニエという品種における、絶対的な聖地と言える産地が北ローヌ地方のCondrieuです。