昨今のオリエンタルカレーや、スパイスカレー人気の高まりもあり、いわゆる「インドカレー屋」は日本全国津々浦々に広がっている。
筆者も無類のインドカレー好きで、良く食べ歩くのだが、今回はインドカレーとは少し違うスリランカカレーの名店に出会った。
東京は足立区、北千住にある「タンブリンカレー&バー」だ。
北千住駅の西口から出て、左方向を見るとマクドナルドがある。そこを境目に右側の通りと左側の通りには、東京でも指折りのカオスな空間が広がっており、センベロ的な立ち飲み店や、世界各国の様々な専門料理店だけでなく、いわゆる「ピンクなお店」も狭い範囲に多数混在しており、またそれらのお店が絶妙な「場末感」を醸し出しているため、なんとも不思議な空間になっている。
人通りは多く、細かな路地にもお店がびっしりと入っており、なかなかの繁盛エリアだ。
ぶらぶらと歩いて、気になるお店に立ち寄って一杯ひっかけるだけでも、かなり楽しいエリアなので、東京のメジャースポットに飽きた人には、訪問を強くおすすめする。
筆者にとっても、生まれ育った大阪の鶴橋という街の高架下エリアに良く似た雰囲気があるため、妙に落ち着く場所なのだ。
「タンブリンカレー&バー」はそんなカオス街を、荒川区へと向かう南方向に抜け、少し閑静になったエリアにある。