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呼称資格の価値と、守られるべき権威

ワインには様々な呼称資格認定試験がある。


日本においては、日本ソムリエ協会が認定しているJ.S.A.ソムリエ、J.S.A.ワインエキスパートに加え、近年ではWSETが認定している呼称資格も認知度が高まっている。まだまだ極一部だが、Court of Master Sommelier(C.M.S.)の呼称資格に挑む人も増えてきた印象だ。


J.S.A.ソムリエ、J.S.A.ワインエキスパート、WSET Level 3、C.M.S. Certified Sommelier辺りの資格になると、かなりの長期間に及ぶ勉強や訓練を経ないと、合格まで辿り着けない。


世の中には、一夜漬けで余裕の突破を果たせるような難易度の呼称資格認定試験が山ほどあるが、それらに比べると一般的なワインの資格が、随分と難しい部類に入るのは間違いないだろう。


最上位の呼称資格を除いて、特別な才能を求められるような類のものではないが、少なくとも努力は必要だ。


そして、その難しさも、求められる努力も、呼称資格の価値を高めるための、極めて重要な要素である。



しかし近年、不正行為によって、呼称資格認定試験の価値が大きく揺らぎ始めている。

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