4月に入りすっかり春を感じる長野市。気温の上下はまだ激しいが、20度を越す暖かい日も多くなってきている。
春を告げる野花たちが顔を出し、自然の山々は新緑が初々しく、梅や桃、桜の花が咲き誇り、ちょうど今、林檎の花が満開である。畑では様々な虫たちが活動を開始し、冬の静けさから一変、生命が活発に動き出しているのを感じる。
長野地方気象台にあるソメイヨシノの標本木の開花は、なんと3月28日。例年より2週間ほど早く、統計開始以来、最も早い開花だそうだ。地元の方達も「長野で3月に桜が見れるなんて。」と驚いている。
圃場のブドウ達も例年より早く芽吹く予感がする。
ブドウが萌芽する前に、出来るだけの準備を急いで行わなければならない。
【休眠期防除】
ブドウの病害防除は、萌芽後の生育期に行うのが一般的だが、萌芽前の休眠期に一度行う事で、その効果をより一層高める事ができると言われている。
休眠期防除によって越冬病原菌の第一感染源となる分生子(胞子)の形成量を抑えて、伝染源密度を低下させ、生育初期の発病抑制および生育期防除の効果を高めることが出来る。