9月に入っても30度を超える真夏日が続いた長野市。
雨が非常に少なく、晴れ間の多い日が続いていたが、9月中旬から徐々に気温が下がり、雨の日が増え始め、天気が崩れ始めている。
ベト病やさび病、黒とう病などが発生してしまっていたが、晴天少雨の天候にどうにか救われた状態だ。しかし、果実への被害は変わらずに発生している。
ブドウトリバの幼虫による食害被害は未だ収まらず(ピークは過ぎた模様)、鳥による食害、収穫前の降雨による裂果、裂果からの灰色カビ病、更に晩腐病と、収穫が近づくにつれて厳しい状況に追いやられている。
昨年は9月の降雨量が非常に多かった為に、裂果が多く発生し、それによる病気の多発や水分過多による品質低下(糖度やPhに影響)などがあり苦労した。
今年は9月中旬まで雨が少なかったが、ここ数日の降雨で昨年に近い状況になってきてしまっている。収穫まで天候は一体どうなるのだろうか?
10月の「収穫日」を決定しなければならないが、果実の成熟具合を確認し(食味および糖度測定)、地元収穫ボランティア方達の都合を考慮した日時、および委託醸造先の搬入可能スケジュールも踏まえて決めなければならない。
鳥による食害